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鍋奉行の話は面白い

鍋奉行がいるように、町会にはトン汁奉行、カレー奉行、もちつき名人、その道に長けた人がいっぱいいます。

焼きそばの隠し味がコンソメだって知った時は感動しました。餃子も、串カツもあります。

その人たちの話を聞いているだけで実は幸せになれます。

1月の防災訓練の時トン汁の係でした。トン汁奉行から渡されたレシピには、何秒後に何をする、図まで入って4、5ページ事細かに解説されてました。ノートだったのでレシピをもらえなかったことが残念です。

町会には災害が起きた時の為に炊き出し用の「簡易かまど」、っていうものが用意されているんです。そんなこと誰も知らないでしょうが、町会費はちゃんと皆様の為に使われています。

まず、火を興します。実はこの時の木端はお正月に地元の神社に納められた「お札」です。それだけでとってもご利益のある、トン汁に思えてきます。

トン汁奉行のすごいところは、そのレシピにとらわれることがないことなんです。

何とか奉行というと、小うるさくて、周りは何も手出しができない、そんな光景が思い浮かぶと思うのですが、彼は違います。私たちに任せてくれます。

具を入れる順番を間違えても「ま、いいか」で終わりです。

レシピは「トン汁奉行」としての名誉の為、だそうで、災害時、なにが揃うかわかりません。ありあわせの具材で対応しなければならない訳で、味よりも実、腹を満たすことが先決です。

こうでなければいけない、ではなくて、「いい加減」が大切だ、と教わりました。「まあ、大体そんなところでしょう」がいい、それが大切です。「いい加減」の「いい、」とは、「ちょうどいい」のことです。

そして何よりも防災訓練は、地元の絆を深めることが本当の目的です。こうでなければいけない、ではぎすぎすしてしまいます。

いざという時は彼が全てやってくれます。そして防災訓練の時以上の味付けをして私たちを勇気づけてくれるはずです。

 

ちなみにうちの町会は16の班に分かれていています。そして役員は各自4~5班のとりまとめ役「組長」でもあります。

組長は災害が発生した時、まず自分の安全を確保し、その後担当の班を回り、皆さんの安否を確認します。うまくいくかどうか、試す機会がないことを祈ります。

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