Print Shortlink

オンリーワンは、そんなに難しいことではないような気がします

経営コンサルタントからはよく「これからは他の会社にない何かオンリーワンの武器を持たなければいけません。」そんなお話を聞きます。コンサルタントの言うオンリーワンとは誰もマネできない技術力だと言うのですが、そんなものが簡単に見つかるとは思えません。

近所のお母さんがピザ屋さんを始めました。

あのお母さんが作ってくれるピザ、競合する他のピザ屋さんとどこが違うのっていわれてもそんなに味が変わる訳でもありません。でも、あのお母さんが作ってくれる、そこに意味があります。それだけで安心して、楽しみにして、そのお店に通えます。お母さん自身がオンリーワンなのです。

チェーン店には店長さんの写真が飾ってあっても、だれもどんな人か知りません。「町会に入りませんか?」と聞きに行っても「本部に聞いてくれ」としか答えてくれません。

カウンター越しに会話を楽しみながら地元に住んでいるお母さんがレシピの解説をしてくれる。

忙しい時は客が自分で生ビールをついで伝票をつける。これ以上のオンリーワンはありません。

金型屋のおやじさんは、親会社の金型の設計図にいちゃもんをつけるのが大好きです。

「こんな設計するから金型が3つも必要になるんだ、ここを変えろ、それだけで1個で済む。」

最初は親会社も離れていきました。その通りに金型を作ってくれるところがいくらでもあるからです。

でも3個使うことで歩留りが悪くなり、時間もコストも上がってしまいます。

1年もすると仕事が戻ってきました。今では出来上がった設計図を最初にチェックしてくれと頼みにきます。

設計図通りに作るスキルは皆同じです。でもその先のイメージを膨らませることができるか、もっといい製品を作ろうとするその気持ちがオンリーワンにつながります。

Leave a Reply