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過干渉は危険です。

「俺ももう年だ。会社は息子に任せた。」そんな話をよく耳にします。でも実際はだいぶ違います。いざとなると「こんな売上でどうするんだ、だから言わんこっちゃない、そうじゃないだろ、何だそのやり方は、」横で聞いていてもうんざりしてしまいます。

2代目にはこんな風にお話ししています。

思い切って社員の皆さんに宣言しなさい。

「今日から私が社長だ。すべて私が決める。どんなにいい案件でも私を通さず、直接「先代」に持っていった話は俺が必ず全部つぶす、」と

先代は20代で起業し、苦労の連続だったはずです。そんなおやじから見たら息子は、危なっかしくて見ていられないのもわかります。でもいつかはその時が来ます。早い段階で小さな失敗を経験させることが大切です。

自分が病に倒れ、息子が50代で後を継ぐことになったとこのことを考えてみて下さい。

息子は今まで自分で決断し実行した、という経験がありません。あの時自分はこうしたかったけどおやじは別の方法を選択した。そのことが果たして正しかったのかどうか。実践を経験していれば本で読んだ知識の何倍も大きな印象として残ります。次に活かせます。

50を過ぎてから経験を、となるとたいへんです。取り巻きは結構な年の人ばかりで、新たなことに挑もうとはしません。それをはねのけてチャレンジするにはパワーが必要です。

それができるのは40代まででしょうか。年をとっても新たなことに挑戦できる人もいます。でも、そんな人はとっくに自分で始めています。

ジッと失敗するのを見てるのはつらいでしょうが、あえて何もせず、見守ってあげる。

失敗したら、「それ見たことか、」ではなく「次に生かせ、」と言ってあげてください。

会社をたたんだ婿養子の社長が、最後にこんな話をしてくれました。

「俺も若い頃は色々トライしようとした。でも、そのたびに嫁と姑が失敗したらどうするの、とことごとく反対された。そしていつの間にか何も考えなくなった。」

過干渉はダメです。過保護のほうがまだいいかと。

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