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数字は正直です。

また、寿司屋さんの話です。銀行の融資の方から試算表を見せられて「棚卸の回転率が悪いんだけど、どう見たらいいの」と質問されました。

利益は出てますが、棚卸が300万円もあります。

決算日は定休日の前の日、次の日はお休みです。休みの前の日に300万円もネタが残っている寿司屋にはだれも行きたくありません。その前に10人しか入らないお店で何人分のネタを仕入れてるんだ、と気が付かなければおかしいです。回転率と言う前に、椅子の数くらい見てこい、と言いたくなります。

机の上だけで勉強しているとこうなります。現場を見て体験してそして数字を見ると自然と色んな事が見えてきます。数字を自分で作ってみる。そうすると不自然な数字が浮かび上がってきます。それでも何も感じないようではアウトですが。

銀行やコンサルタントは試算表を見てアドバイスをしてくれます。けど、試算表の数字が正しいかどうかの検証はしてくれません。どうしてその数字がそこにあるのか、それを突き詰めてからでなければ経営分析の意味はありません。

社会保険は銀行口座から月末に自動引落されます。実は残高不足で落ちない、つまり何か月も滞納している中小企業が結構多いのです。月末、この預金残高では社会保険は落ちなかったろうな、と法定福利費を確認するような人には会ったことがありません。でもそういう事に気づけるようになると数字が面白くなります。

もっとも社長自身は社会保険が落ちなかったことを百も承知しています。1度落ちないと半年分くらいはすぐたまってしまいます。これもざらです。そして利益が出てる試算表で融資を受ける。これもよくある話です。

 

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