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これからを深刻に考えない。

銀行勤務の53歳の担当が先日こんな話をしていきました。

「55で一区切りです。55歳で辞めれば退職金に上乗せがあります。早くやめてくれということなんでしょうね。」

「でも55歳では時給の仕事しかありません。会社が次の仕事先を見つけてくれたのも、もう、だいぶ昔の話。

60歳まで残れるのですが当然退職金の上乗せはなく、給与も下がります。

会社に残った先輩を見ていると、後輩が相談に行くこともなくなり、とても寂しそうで悲しくなります。

辞めてもこれといった趣味もないし、どうやって過ごせばいいのか・・・・」  と

彼の不安は仕事がなくなることでも、お金が稼げなくなることでもなく、自分の居場所がなくなることがとても不安なんです。小さい時からその町に住んでいれば別でしょうけど、地元とのつながりも驚くほど稀薄です。

子育ては母親任せで、PTAなんかごめんだ。町会が何をやっているのかも知らないし、夏の盆踊りも遠くから眺めてるだけだった。彼の話の中には住んでる町のことが全く出てきません。

あーだ、こーだ、考えずに町の人と接してみることです。

お祭りのテント張りくらいなら小一時間です。そのあと、みんなと飲みに行くのが楽しみになります。

春祭り、春の交通安全、夏祭り、ラジオ体操、防災訓練、敬老会、秋の交通安全、町会対抗運動会、餅つき、忘年会、新年会・・・お金にはなりませんが仕事はいくらでもあります。飲みに行く口実がいっぱいです。

テント張りも結構奥が深いんだ。そう思えたらそれだけで人生、楽しくなれます。

町の仕事を手伝うと、見えてくるものも違ってきます。八百屋さんが少ししおれた野菜を一人暮らしの老人宅に届けてそれとなく安否を確認してます。もちつき大会のもち米は福島まで買いに行っている。土産にイノシシの肉をもらってきて打ち上げをしてる、とか。

考え過ぎると眠れなくなるだけで、結果は出ません。無責任なようですみませんが結構な退職金もらえるんだったら、やめちゃえばいいのです。

自分の知識を生かし、もう一花咲かせたい。その気持ちも大切です。でも、私も自分のことを思うと大した知識じゃないです。頭ばかり使ってると、気持ちが萎えてしまいます。

 

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